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◆1. 設計について◆

設計者たちの考え等

2018年12月13日 (木)

パリ研修旅行-2 エッフェル塔


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皆様は「パリといえば何ですか?」と聞かれた時、

一番に思い浮かべるものは何でしょうか?

『ルーヴル美術館』、『凱旋門』、『フランスパン』、『マカロン』等々・・・

人それぞれ思い浮かべるものは様々です。

私が一番に思い浮かべるものは、やはり『エッフェル塔』です。

今回のパリ研修旅行で最初の観光地がエッフェル塔でした。






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エッフェル塔は、1889年フランス革命の100周年を記念して

パリで開催された第4回、万国博覧会のために建てられました。

万国博覧会の開催に間に合わせるため、2年2か月という期間で建てられたそうです。




今となっては、パリと言ったら「エッフェル塔」と名前が上がるほど有名ですが、

当初は、これまでにないデザインだったため文化人や芸術家から

大反対を浴びていたそうです。反対されながらも建設されたエッフェル塔は、

当初の予定では20年後の1909年に解体されることが決まっていました。

しかし、軍事用無線電波の送信に使用できることが判明し残されることになりました。

そして現在、多くの観光客が訪れる代表的な観光スポットとなりました。




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アグレの特徴といえばR形状のダイニングですが、初めプランニングした段階では

「部屋の壁が斜めだとモノが置けない」、「ダイニングが狭く感じるのでは?」と

販売の方々から反対されたそうです。

それでも完成してみると、お客様から「素敵です」、「この家が欲しいです」と

嬉しいお言葉を多くいただき、今に至るそうです。



弊社の先輩方はR形状のダイニングの他、スタディコーナー、シューズインクローゼット、

キッチンの吊戸を外すことを標準にしたりなど他社に先駆けてチャレンジをしてきました。

 そして、今回、『エグゼ 東小金井』でも新しい試みをしております。

通常のカウンターキッチンを正面から見ると、冷蔵庫・食器棚の存在感が強く

可愛い雰囲気には程遠い空間ですが、ここでは可愛くて楽しい、

奥様が主人公になれるキッチン空間を目指しました。




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                                                                                                                 エグゼ東小金井1号棟 キッチン


冷蔵庫・食器棚は奥の大きなパントリーに集約し、

アーチの入り口とチェック柄の壁で従来のキッチンにはない華やかさを演出しています。

奥様が、一日の大半を過ごされるキッチンが明るく可愛らしい雰囲気なら、

日々のお料理も楽しくなるのではないでしょうか。

 アクセントとして飾り棚を設けていますので思い出の写真やお気に入りの雑貨を

飾れば自分ならではの空間に変わり、ダイニングやリビングなど何処にいても

視界に入りますので日々の生活に彩りと温もりを与えてくれると思います。

 また、カウンター下はステージライブラリーと同じネイビー色にすることで、

可愛らしさの中に落ち着きを演出しました。





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                                               エグゼ東小金井3号棟 ステージライブラリー




 今回のキッチンとステージライブラリーのお客様からの反応が気になりますが

設計にとって自分の提案が採用され、お客様から「素敵です」、「良かったです」と

喜びの声が聴けることが一番のやりがいです。

このようなお言葉をいただけることは容易ではありませんが、

今までの苦労を全て吹き飛ばしてくれる魔法の言葉だと感じます。

お客様が現在どのような生活を望んでいるのかをしっかりと汲み取り、

これからも、新しいことにチャレンジしてより素敵な住宅をご提供できるよう

頑張っていこうと思います。







2018年11月13日 (火)

パリ研修旅行-1 パリの都市計画

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毎年、恒例の海外研修旅行

昨年は、N.Yでしたが、今年は、10月、フランス パリに行ってまいりました。

パリ=シャルル・ド・ゴール空港に到着し、

空港からエッフェル塔付近の宿泊ホテルへ移動するバスの

車窓から見える夕暮れの中のパリの街並みの美しさが

まず、大変印象的でした。

 

“華の都”と称される美しい街並みのパリですが、

この街並みは150年以上前に完成され、

現在でも、当時の建物が使用されています。

 

今回は、住み継がれ、使い続けられる美しい建築や街並みが

どのように作られたのかについて、触れたいと思います。

 

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パリの街並みは、19世紀、皇帝ナポレオン3世の命を受け、

当時のセーヌ県知事のジョルズ・オスマンによって行われた

“パリ改造”という都市整備計画によって作られました。

 

19世紀半ばのパリは、都市衛生・生活環境が劣悪で、

不衛生で、スラム化し、経済も停滞し、病気や疫病が蔓延する街でした。

 

フランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴーの“レ・ミゼラブル(あゝ無情)”の中でも、

貧困・犯罪・病や、薄暗く不穏な空気のパリの街が描写されています。

 

当時のパリは、建物と建物の間隔が狭い為、暗く、風通しが悪く、

細い道ばかりで裏路地は迷宮のように入り組み、

住民は日々の生活で出る生ごみや汚物を通りに垂れ流しにする為、

街中の路地やセーヌ川を汚染し、悪臭が漂っていたそうです。

 

そこでオスマンは下記のような都市の開発を行いました。

・凱旋門やエトワール広場から放射状に広がるブールヴァールと呼ばれる大通りの整備

・シテ島への架橋・道路建設

・美観、日照、防災の観点から建物の高さ制限を規定

・街区の内側に中庭を設けて緑化

・路地裏の迷宮のようなスラムの取り壊し

・上下水道の敷設

・学校・病院などの公共施設の拡充

・新進気鋭の建築家によるルーブル宮やオペラ座などの文化施設の建設

 Photo

google mapより)

オスマンは、上記の実行の為、
スクラップアンドビルドという手法により、
計画地内にある建物を強制的に全取り壊しを行い、
オスマンの計画によって破壊されたパリの路地裏面積は実に7分の3にものぼるそうです。 

こうして成されたパリ改造により、

物流機能の改善により経済活動の改善、スラム街の解体や反政府勢力の活動の縮小、

コレラなどの疫病の抑制などが成され、

パリの街、そしてその街に住まう人々の暮らし自体が大きく変わることとなりました。

 

また、パリ改造は、近代都市計画・建築活動に大きな影響を与え、

近代都市のモデルとして見なされ、“華の都 パリ”と称される街になりました。

 

既存の建物を一気に取り壊すという、かなり乱暴な都市計画・再開発にも感じますが、

地震の少ないヨーロッパの地形、乾燥した気候に石造りや煉瓦造りの建築であることも相まり、

こうして今も住み継がれる美しい街並みが作られたのです。

 

フランスの「建築に関する法律」第一条では、

“建築は文化の表現である。

建築の創造、建設の質、これらを環境に調和させること、

自然景観や都市景観あるいは文化遺産の尊重、これらは公益である。”

と謳われています。

 

一方、日本の建築基準法では、技術的な最低限の基準を順守させようとしており、

日本、パリの“建築”という物に対する意識の違いが浮かび上がります。

 

パリを含む、ヨーロッパでは、文化や歴史を尊重しますが、

逆説的に言えば、個人的な好みでの建物が作れないという側面もございます。


日本では、周りの景観との調和を必ずしも重要視しないとも言えますが、

実用性を重視し、発想力豊かな建物が創造しやすい環境にあります。

 

最低限の基準しか法律で規定されていない日本は

一棟一棟、お住まいになる方の暮らしや使い勝手を想い、住宅の設計を行うこと、

その上で、景観や街並みに配慮すること、

私たち設計者としての考えが、試されている と改めて感じさせられました。



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2018年11月 9日 (金)

畳について



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『冬至から 畳の目ほど 日が延びる』

 

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  冬至の日を境に、目立たぬほどに少しづつ日がのびていくということわざですが、昼の日の長さを畳の目に例えるところがなんとも風情を感じます。

 畳は、日本固有の文化で、もともとは、むしろ・ござ などの薄い敷物の総称だったらしく使用しないときは畳んで部屋の隅に置いたことから、動詞である「タタム」が名詞化して「タタミ」になったのが畳の語源だそうです。 日本では、部屋の広さの目安として畳(帖=じょう)を基準にしているように畳は、日本人の暮らしにとって身近な存在です。(畳の大きさは、地域や構造によっても寸法、大きさに違いがあるため、畳ではなく帖を使用することになった)

 最近の建売のプラン見ると、フローリングの普及と敷地やコストの制約等の他、リビングやキッチンを広くすることが好まれているため和室の無いプランが増えてきています。また、和室の代わりにDENと言われる多用途での使用を目的としたフローリング空間があるプランも多くなってきました。薄い畳から厚い畳へと変化してきたように、時代とともに住い方は変わっていくものですが、畳という日本の文化が無くなっていくのは少し寂しいものがあります。昨今、炬燵の需要が少なくなってきたのも、畳の需要の減少と関係しているのでしょう。日本の冬と言えば、畳の上で炬燵とみかん という情景も遠い昔のことになるかもしれません。

 しかし、最近では、フローリングの上に置く薄畳や置畳が人気になってきてるようです。赤ちゃんのおしめ変え、アイロン掛け、洗濯物をたたむ、お昼寝、子供の遊び場などの用途には、フローリングより向いていますし、温かみがあリ、なんとなく落ち着くのが畳の良いところでもあります。
 以前までの畳表と言えば天然素材が一般的でしたが、合成繊維を織った畳表や樹脂の表面に畳の目を型押しした畳表も出てきて日焼けせず、耐汚染、耐水性も高くなりました。畳床にはインシュレーションボードや発泡スチロールを使用してダニ・カビ対策され、薄くなり軽く機能性がUPし安価で使いやすくなったことも再び見直されてきた理由であると思います。


 平安時代までの畳は、板床に敷くクッションのような感覚で使われていたものらしいですが、現代の畳の必要性が、一周回って戻ってきたと考えると面白いものです。







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※参考

主な地域別の畳寸法

種類

1枚のサイズ

1枚の平米数

主な地域・場所

京間(きょうま)
本間(ほんま)

191cm × 95.5cm

1.82m²

関西地方

中京間(ちゅうきょうま)
三六間(さぶろくま)

182cm × 91cm

1.65m²

中部・北陸・東北地方

江戸間(えどま)
五八間(ごはちま)

176cm × 88cm

1.55m²

関東を中心に全国各地

団地間(だんちま)
五六間(ごろくま)

170cm × 85cm

1.45m²

アパートやマンションなどの集合住宅

 

1帖(1畳)」=「1.62m²以上」

 

これは、不動産の表示に関する公正競争規約施行規則「物件の内容・取引条件等に係る表示基準」で定義されています。

畳を部屋の広さの基準にすることは無理があるため、単純に畳の枚数を表す畳ではなく帖を用いることによって誤解を防ぎ、業界ルールとして1帖を1.62平方メートルと定めて広告などに別記してあります。不動産公正取引協議会連合会では、1.62平方メートル以上の広さを1畳とすることと決められており、この1.62 m2は、各室の壁芯面積を畳の数で除した数値。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年10月12日 (金)

IoTについて

 秋の声が聞こえる美しい季節が到来しました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

先月の9/21の事ですが、iPhone XS、Apple Watch Series 4が発売されました。2007年に初代iPhone発売されてから約10年で、この世の中は大きく変わりました。そこで、今回は、スマートフォンによる、IT分野の中で大きなキーワードとなっている「IoT」にまつわる話を簡単にさせて頂きます。

 IoT (Internet of Things)とは、直訳すると「モノのインターネット」と呼ばれる概念です。ここでは、代表的な家電の一つであるエアコンを元に、家電におけるIoTの仕組みをご説明したいと思います。

 エアコンは、エアコン本体とリモコンの二つがセットです。エアコンは、エアコンという「モノ」と、リモコンという「モノ」が一定の範囲内でなければ、操作が出来ません。では、その一定の範囲を超えた場所で操作するには、どうすればよいのでしょうか。

 この問題を解決するのが、「インターネット」です。インターネットは、世界中に広がっているネットワークですので、どんな「モノ」でも「インターネット」と繋がってさえいれば、理論上すべての「モノ」を繋げる事が出来ます。現在、インターネットに繋がっている機器としては、パソコン、タブレット、スマートフォンの3種が主に挙げられます。その中で最も身近で携帯可能な機器として挙げられるのが、スマートフォンです。スマートフォンは、アプリケーション(アプリ)によって様々な事を可能にします。エアコンを操作するという事も、スマートフォンのアプリによって可能です。

 つまり、エアコンが「インターネット」と繋がっていれば、一定の範囲を超えた場所でいつでもスマートフォンのアプリを用いて操作する事が出来るのです。例えば、エアコンがインターネットと繋がっていれば、外出した時にエアコンを消し忘れていても、スマートフォンでエアコンを止める事が出来ます。また、スマートフォンにはGPSが付いているので、居住者が自宅に近づくと帰宅前にエアコンを起動する事が出来ます。更に、エアコンがインターネットと繋がる事で、エアコンの使用状況といったデータもインターネット上に保存することが出来ます。データはスマートフォンのアプリで可視化する事が出来るので、「今月は、電気を使いすぎたから、来月は控えよう」など、自身の行動をコントロールする事が出来ます。

 このように、スマートフォンという「モノ(ハード)」とエアコンという「モノ(ハード)」、さらにエアコンの使用状況といったデータといった「モノ(ソフト)」「インターネット」によって繋ぐ仕組みが、IoTです。



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家電におけるIoTの仕組み




 

 近年のテクノロジーの進化に大きく貢献したのは、やはりスマートフォンの誕生が大きいと思います。スマートフォンの誕生から、私たちの生活は大きく変化しています。別の例を挙げると、スマートフォンでは動画の視聴も出来るので、地上波放送なども、スマートフォンでいつでもどこでも見れるようになりました。そうなると、テレビは不要と考える人も増えてくるかもしれません。

 テレビが不要になると、リビングの考え方も大きく変わります。一般的に、テレビを中心にリビングの空間構成を検討していますが、その必要もなくなります。あるいはリビングをなくしてしまい趣味の空間を大きくしたり、ダイニングや収納を広くとることも考えらます。
 近い将来、テクノロジーの進化は、私たちの生活と住空間にもっと大きな変化をもたらすことになるでしょうから、Iotは検討しておきたい事項の一つと考えています。


 最後になりますが、アグレシオエグゼ東つつじヶ丘アグレシオひばりヶ丘のモデル棟では、簡易的なIoT体験ができます。エアコンとリビングの一部の照明がGoogleホームに話しかける事で、起動させる事ができますので、是非一度ご来場して頂きIotに触れてみてください。


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アグレシオエグゼ東つつじが丘



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アグレシオひばりヶ丘











設計 渡邊

2018年6月 8日 (金)

スパイラル

 今年もまた梅雨の季節がやってまいりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
前々回、ニューヨークの公共空間であるハイラインについてのブログを書かせていただきました。

前々回:ハイライン

 また弊社では毎年海外研修に行っており、昨年はニューヨークに行き、実際にハイラインを視察しましたのでその時の感想を書かせて頂きました。

前回:ハイライン視察

 今回はこのニューヨークで最も注目されていると言っても過言ではないハイラインの終着点で、今現在多くの再開発事業が行われているハドソンヤード地区の中で個人的に着目しておりました「スパイラル」というオフィスビルの計画について、簡単にご紹介したいと思います。


 スパイラルは、海外設計事務所のビャルケインゲルスグループ(BIG)が設計し、現在計画中である文字通り「螺旋状」のオフィスビルです。
 このスパイラルのメインコンセプトは、ハイラインと「繋がる」事です。スパイラルの計画地はハイラインから近い位置にあるため、俯瞰して眺めると、ハイラインの緑道が高層ビルに巻き付き、上昇しているように見えます。この螺旋状の緑地は、オフィスの内外部において様々な効果を生み出します。


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 この緑地の螺旋は、上昇するにつれ縮まる事でロックフェラーセンター(同じくニューヨークに昔からある高層ビル)のような特徴的なシルエットを形成し、従来の単調な外観の高層オフィスビルが立ち並ぶ街並みにならないようデザインされています。
 外部に設けた緑地のテラスは、段々になっているため見晴らしが良く、ニューヨークの街並みを一望できるような空間となっています。この空間は、スパイラルで働く人々にとって良い気分転換となるのではないでしょうか。


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 またこの緑地は内部空間とそのまま繋がっており、内部は2層分のオープンスペースとなっているため、階層間で繋がりが生まれます。
 この空間は休憩スペースや、気楽に打ち合わせが出来る場として利用され、階層間の人々がコミュニケーションを取る事を促しています。近年は人と人とのコミュニケーションがより重要となっているため、このような気楽にコミュニケーションを取れる空間は今後必要になってくるのではないでしょうか。
 私もこのようなニューヨークの都市を一望でき、気持ちのいい風を感じる事の出来る環境があるオフィスで働けたらいいなと思います。
Diagram5Galleryatriumup20160113_0



 このように、スパイラルは従来のオフィスビルと大きく異なる斬新な計画ですが、物理的にはハイラインと繋がっていないため外周部のオープンスペースに一般の人が立ち入る事が出来ない点や、外周部に階段を設けていないため外を眺めながら登っていく事が出来ない点など、幾つかの点において現実的な制約が加わっている事を感じます。
 スパイラルが直接ハイラインと繋がり、オフィス内部にも一般の人々が入り込み、ハイラインで行われているアクティビティー(ジョギングなどの運動、休憩、展示、ワークショップなど)がスパイラル内部でも展開したら面白かったのではないかと、個人的には思います。
 近年では、一般の人々と企業が意見を出し合うような空間を、オフィス内部に設けている事例が多くあります。そこでワークショップ等を行う事で、新たなアイデアが生まれる事があると思います。
 弊社ではお客様と直接打ち合わせをする場所として各支店にショールームを設けていますが、今後は新たなアイデアを取り入れるためにも、ショールームのキッチンを利用して料理教室を開催したり、間取りについてのワークショップを行うなどの、お客様と一体となったイベントを開催する事も場合によっては考えなければならないと思います。
 今後はそのようなお客様の意見を取り入れた住宅の提案も、していければと思います。



 余談になりますが、このスパイラルを計画したBIGは、有名建築家であるビャルケ・インゲルス率いる建築設計事務所です。彼らのプロジェクトは、メビウスの輪のような建築や、レゴを積んだような建築など、いずれも独創的で斬新であると共に、プレゼンテーションのレベルが高く、上記のようなイメージCGや、ダイアグラム(建築の成り立つプロセスを説明する図)など、いずれも質が高く分かりやすいものとなっています。

 ご興味のある方は是非、BIGの他のプロジェクトもご覧下さい。





参考
http://www.big.dk/
https://www.thespiralny.com/home/
https://ny.curbed.com/2016/2/8/10940726/behold-the-spiral-bjarke-ingelss-terraced-addition-to-hudson-yards

2017年11月17日 (金)

家族が繋がる住宅







追々、寒さに向かいますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。




本日は、販売したばかりの『アグレシオエグゼ調布佐須町』をご紹介します。

最近はSNSの流行により、人とのコミュニケーションが手軽になり
ネットでのコミュニケーションが盛んに行われるようになりました。

その反面、子供は、PCやスマホと一緒に部屋に籠るようにもなり
家族とのコミュニケーションが希薄になりがちです。
そこで、『アグレシオエグゼ調布佐須町』では、
家族が繋がる開放的な住宅となるように設計しました。


SNSが一般化した今日、昔のように家族への伝言のために置き手紙をしたり…
という活字に触れる機会が少なくなってきており少し寂しいようにも思えます。
そこで使用して頂きたいのがマグネットボードです。

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マグネットボードは家族への伝言板や写真立てのように使用することができます。

ボードの前に固定電話を置いて、メモを書いてマグネットで張り付けたり
今日の予定や外出時に置き手紙を残したり、思い出の写真を飾ったりと
家族の温もりを感じられる場となります。








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また、『アグレシオエグゼ調布佐須町』では、
ダイニング上部に設けられた吹き抜けに窓が設置されています。
吹き抜け窓を設置することで、1階LDKと2階洋室が吹き抜けを通して繋がり

お部屋にいるお子様とLDKのご両親がお互いの気配を感じながらお過ごしいただけます。


キッチンで料理をしているお母さまからお子様に
「ご飯できたよ」と吹き抜け窓に声をかけてみたり、
「早くお風呂に入ってよ」とせかしてみたりと
吹き抜け窓は、コミュニケーションツールの一つになります。




家族が繋がる開放感的な住宅「アグレシオエグゼ調布佐須町」
皆様のご来場お待ちしております。




アグレ都市デザインでは各設計担当が物件ごとにお住まいになる方を
想定しながら日々設計を行っております。

こだわりのアグレ都市デザインの家の写真やパースをInstagramにアップしておりますので
ぜひそちらもご覧ください。


設計 太田








 

2017年10月10日 (火)

アメリカ研修旅行 ハイライン視察



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日増しに秋の気配を感じる季節となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。



 弊社ではこれまで研修と慰安を兼ねた海外旅行を実施しておりましたが、職員数が大幅に増えたこともあり、
本年度から選抜チームによる海外研修へと変更いたしました。今年は9月初旬に4泊6日の駆け足でラスベガスとニューヨークを訪問し、ラスベガスの活気のある夜の街や、グランドキャニオンの広大な自然、そして世界一の経済都市ともいえるニューヨーク・マンハッタンのエネルギーを感じる事が出来ました。
 その中でも今回はマンハッタンのハイラインに行って感じたことをお伝えします。

前回の記事:ハイライン

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 ハイラインとは、廃線をリノベーションした線形状の公園で、ニューヨークのチェルシー地区と現在再開発中のハドソンヤード地区を結ぶ遊歩道でもあります。
 ハイラインは三段階の期間を設けて開発されており、下の画像のSection1がチェルシー地区、Section3の部分がハドソンヤード地区にあたります。ハドソンヤード地区の再開発は2020年頃に一段落すると思われます。現在は、年間500万人もの人々が訪れるほど、人気の場所となっています。




Maphighline055da0                                  ハイラインの全体像と開発段階


 地上から鉄製の簡易的な階段でハイラインに上がっていくと、高架上でしか見る事の出来ないニューヨークのダウンタウンの街並みが目に入ってきます。私が訪れた時は、土曜日ということもあるのか想像以上に賑わっており、行き交う人々の間を歩くと床に敷き詰められて木の温もりが心地よく
、空から降り注ぐ太陽の光と、時折、肌をかすめる風が清々しい気分にさせてくれます。ハイライン=空中庭園には、高層ビルに挟まれたアスファルトの地上では、体験できない感動があります。


Img_3623_2_4                                  ニューヨークの街並みを座って眺められる空間


 また、ハイラインの空間に着目してみると、植栽帯の一部にレールが
取り入れられていました。ハイラインにある植栽は、新しく植えられた植栽に加え自生されていたものをなるべく残してあります。日々のメンテナンスによって、一年を通じて美しい景観を保っているそうです。レールの周囲から草木が生い茂っているこの風景は、廃線となっていた当時の風景を感じさせるものでした。


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0                                                                                      廃線時の風景


 レールはベンチにも再利用されており、移動式ベンチは、繋げて二人用に、距離を離して一人用にと多様な使い方が可能となっており、設計者の工夫や遊び心を感じとることができました。

Img_3630                                                 移動式ベンチ
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    舗装を空中に移動したようなデザインのベンチ



 ハイラインにはこのように、様々な仕掛けが施されており、全体的にとても魅力的
な公共空間だと感じました。ハイラインがただの緑地兼遊歩道であった場合、現在のような賑わいは得られなかったでしょう。
 日本の公共空間は未だ単調な計画が多く、誰一人として存在しない公園や安らぎを感じられない広場をよく見かけます。日本にもハイラインのように人々を魅了する、工夫を凝らした公共空間がもっと増えて欲しいものです。


住宅においても、生活するためだけの単純な箱の設計をするのではなく、光と風を感じながら居心地が良く暮らしやすい
住宅を設計する事を今後も心掛けたいと思います。










 その他、ハイラインの周辺には特徴的な建築が多く存在しています。

ザハハディドの遺作となる「520W 28th street by Zaha Hadid」というコンドミニアムも建設中でした。

Dsc_7675                                                               520W 28th street by Zaha Hadid


日本の表参道のように、ハイラインには世界の有名建築家の手掛ける建築群が立ち並ぶと思われます。ザハハディドの遺作の奥がハドソンヤード地区となっており、前回の記事で触れました「スパイラル」や、日本企業では三井不動産が出資している「55ハドソンヤード」などの高層オフィスが建設中で、同社は「50ハドソンヤード」の開発プロジェクトにも参画する予定となっています。


Dsc_7681_2                                         ハドソンヤード地区



この再開発の現場が今後どうなるか、非常に楽しみです。できれば、個人的に再度、訪問したいと思っています。

次回はこのハドソンヤード地区の再開発の一つである、海外設計事務所のBIGが設計した「スパイラル」について、お話したいと思います。



設計 渡邊


















引用・参考元
https://streeteasy.com/blog/changing-grid-high-line/
http://portal.nifty.com/kiji/170526199712_1.htm
http://basikny.com/walk-oneday-hiハイラインghline
http://all62.jp/ecoacademy/39/01.html

2017年5月26日 (金)

ハイライン

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初めまして。
私は今年の三月に大学院を卒業し、4月から設計チーム配属になった、渡邊と申します。

今回は、負の遺産を豊かな環境へと変貌させた、米国のハイラインについてご紹介したいと思います。
ハイラインとは、ニューヨーク・マンハッタンに所在した高架貨物鉄道の跡地に建設された、線形型の公園です。

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 元々は、1934年に工場や倉庫をつなぐ高架貨物鉄道
として完成しましたが、第二次世界大戦以降、徐々に車に運送の役目を奪われ、1980年に廃線となりました。その後、立ち入り禁止となったこの跡地周辺は、麻薬売買、売春、賭博が横行するような場所となっていきました。
 この荒廃が進む場所に、流行に敏感なアーティスト達が注目し、やがてそうした人々の活動拠点となっていきます。この高架貨物鉄道の跡地は、取り壊す予定でしたが、ここに拠点を持つ人々が廃線撤回の運動をおこし、現在のハイラインへと変貌をとげました。



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 この場所(ハイライン)は、都市の中の人々の癒しの空間として、NYの人々に利用され、国内外からもコンバージョン建築として非常に優れていることから、大きく注目されることとなりました。
 このハイラインの終着点には、「スパイラル」という、高層オフィスビルが計画されています。海外の有名建築家である、ビャルケインゲルスを筆頭とした建築グループの、BIGが設計をしています。この建築を手がけた、BIGOMAなどの海外建築事務所の話は、また機会があるときにお話ししたいと思います。




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 日本にも、ハイラインと似た環境があります。横浜みなとみらい線の開通に伴い、横浜-桜木町間で廃線となった場所です。現在は利用する事ができないこの高架を、遊歩道として再利用する計画があります。
 かつて
この高架下は、グラフィティ(壁の落書き)が1.6kmに広がる場所として、横浜の人々に愛されていたそうです。ご存知の方も多いのではないでしょうか。


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 この高架下のグラフィティは、廃線になる前にあったものなのですが、高架下には、そのような活動の拠点となるポテンシャルがあるようです。
現在の廃線となった桜木町の高架下は、少し寂しさを感じます。NYのハイラインのように、横浜の住民やグラフィティなどのアーティスト達に愛されるような公共空間へと変貌を遂げてほしいと思います。


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 この桜木町のように再利用する価値を秘めている場所は、都心にも多く存在すると思います。これは、都市計画の話だけではなく、住宅でも同じであると思います。
近年では古民家の再生や、蔵の再利用なども見直されてきており、過去の遺産を新しい形として蘇らせる計画が、積極的に行われるようになりました。


 私たちデベロッパーは、桜木町のような場所を見つけ、その場所の問題点や可能性に注視し、過去のグラフィティのようなポテンシャルを引き出すことで、ハイラインのように負の遺産を豊かな環境に変えていく事も使命の一つだと考えております。
 今後は、そのことも強く意識して、設計に臨んでいきたいと思っています。







引用元

http://www.thehighline.org/
http://www.big.dk/
https://newyork.keizai.biz/column/2/
https://www.theguardian.com/travel/2014/sep/22/final-stretch-new-york-high-line-complete
https://placesjournal.org/article/above-grade-on-the-high-line/
http://hamarepo.com/story.php?story_id=667http://sotw.komposition.org/?catid=149

2017年2月 7日 (火)

リビングに本棚のある生活

§本棚が空間を彩るリビングルーム§


「本棚を見ればその人がわかる」などとよく言われるほど
本棚は住み手の一面が垣間見れる楽しい場所でもあります。

いつでも、「すぐに読みたい本」がある人や「眺めていたい本がある」という本好きな人は、
リビングにも本棚があるでしょう。しかし、購入してきた本棚が空間としっくりいかず
邪魔な存在になることがあります。
今回、ご紹介する《アグレシオエグゼ南阿佐ヶ谷》のリビングには
本棚のあるライブラリースペースがあります。
天井高さ約4mあるリビング上部から差し込む光が本棚を照らし
壁一面の棚の本がリビングに彩りを与えてくれます。
2段上がったステージは、その場で腰を降ろして本を開くこともできます。



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《アグレシオエグゼ南阿佐ヶ谷》は、
「空間づくりを楽しむ」というコンセプトで
ライブラリースペースのあるリビングをデザインしました。

本棚は本を収納するだけのものではありません。
お気に入りの品や写真を並べたり、収集した好きなものを置く棚としての
ディスプレイのステージとしても活用できます。
梯子は、上部ロフト用です。

棚に飾るための本や品物などを上部に設けたロフトに置くことができます。




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§リビングに本棚がある子は伸びる§


子供の成長のために良いモノは、色々と言われておりますが

必ず出てくるものに本(辞書、辞典、図鑑)があります。

ただ、本や辞書は子供部屋に置いておくのではなく、

パッと手に取りやすいリビングにあることが大切です。

本や辞書に幼いうちから慣れ親しんでいる子どもは、

辞書や図鑑、地図で調べることが習慣化し

わからないことがあれば自分で調べるようになると言われています。

子供のために用意した本、辞書、図鑑を眠らせているご家庭があれば、

さっそく配置と関わり方を変えてみると良いかもしれません。

本棚のある《アグレシオエグゼ南阿佐ヶ谷》は

子供が本に触れる機会を逃さないリビングとなっています。

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《アグレシオエグゼ南阿佐ヶ谷》

3月上旬完成予定です。

ぜひ、本棚のある空間を実感しに来てください。

お待ちしております。


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2016年12月23日 (金)

内覧会

もう年末ですね。
あっという間に一年が終わろうとしています。
新年に向けてしっかりと準備をして今年を締めくくりたいものです。

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先週末は、内覧会のお客様が大変多く現場で色々なお話しをさせて頂きました。

「イメージ以上に明るくて良かったです。」
「クロスなど内装の雰囲気もお任せして良かったです。」

感想は色々ですが喜んでいただけることを実感できるタイミングであり
設計だけでなくプロジェクトに携わった社員一同が嬉しく思う瞬間です。



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弊社の内覧会はほとんどの場合、実際にその現場を担当した設計担当者を中心に行います。
一般的には現場施工担当者が行うことが多いのですが、なぜでしょうか?

それは自分の設計した建物をお客様が初めて体感する瞬間や
お客様の図面やイメージしていたものと違いがあるか?など
設計者自身の目で確かめるためです。

住宅に対するお客様の生の意見・感想を次の家づくりに活かしています。
現状に妥協せず絶えず質の高い住宅を作っていくという弊社の考えの中
お客様のご意見等は、非常に重要なことだと考えています。


もちろん戸建てをご検討されている方からのご質問や相談もあります。
お客様が設計担当者から直接間取りについて話を聞けるのも弊社ならではです。
例えばリビングを明るくするための間取りの工夫や設備のこだわりポイントなど。。

弊社の建物は建築中に販売しているケースが多い為
室内の明るさ、設備の雰囲気、内装の色合いを確認してからの購入ができません。
でも完成を待っていると売れてしまっていることがあります。

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↑これからクロスを貼る所です。
(調布小島町1号棟もうすぐ完成です!)


上の写真のように建築中の様子が見れることを喜んでいただいているお客様も多いのですが、
お客様が完成前の住宅を購入する際の不安を少しでも払拭して頂くために
設計担当者が直接間取りや設備についてご説明をしています。
また、よりイメージが広がるように完成予想図(CG)もできるだけ多く作成し
お客様にご確認して頂いてます。

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↑ちなみに先週作りました。(1月販売予定です!)



質の高い住宅をつくること、そしてより多くの方に解り易く伝えていけるよう
しっかりと来年も取り組めるよう努めていきたいと思います。

                                        設計 一ノ瀬



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《家のコトあれこれ》では、アグレ都市デザインのオフィシャルブログとして
 
物件情報だけではなく設計のこと、会社のことなどを紹介しておりますが
 
当ブログに訪問して頂いた方々には大変感謝しております。

 
来年も引き続き、皆さまに有意義な情報を発信をしてまいりますので、
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 

皆様にとって新年が輝かしい年となることを願っています。