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2013年3月26日 (火)

2013年3月26日 (火)

3Dで街並み体験

3Dプリンターで住宅建設。

 オランダの設計事務所が構想している“ランドスケープハウス”という住宅が話題になっています。地下1階、地上2階建て1167㎡の規模で、正直、プリンターで原寸大の住宅ができるとは、とても信じられないのですが、“D-SHAPE”という巨大プリンターで、出力?製造?する計画をしているようです。

実際建物となるとまだまだ課題は多いようです。強度の確保、造形サイズの限度、組み立て方など、詳細な詰めはこれからという段階のようです。想像もつかないような計画ですが、実現出来たらすごいですよね。今後の動きに注目です。


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3D映画、3Dテレビ、任天堂3DSなど、いたるところで“3D”というキーワードを目にします。一昔前までは、そこまで身近なものではありませんでしたが、最近では日常生活の中で気軽に触れられるレベルにまでなりました。

なぜ3Dが流行っているのか。


もちろん、技術が進歩してようやく身近なところに供給できるようになったという背景はあるものの、現実の世界と同じようなリアルな体験を体感できる、といったことが単純な理由の一つとしてあげられると思います。現実の世界はもちろん3D(三次元)ですから、映像をより現実の世界に近づけるという行為はごくごく自然であり、ダイレクトに人の感覚を刺激するのに有効なわけです。



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建物を考える際も同じです。

実際に歩いて見える建物はどう見えるか、建物で囲われた道はどんな雰囲気か、
など常に実際の見え方や空間の雰囲気を立体的に考えます。なぜならとても大きな立体物を作るわけですから、想像をしながら考えるのにも限界があるわけです。模型やパースなどで確認しながら進めていったり、これだけ3Dが普及してきたので3Dソフトを使いながら進めることも主流になりつつあります。



たとえば、街並みや道の雰囲気を確かめるうえで有効に活用できます。
道や建物、空、植栽などの要素を立体的にとらえることができ、“タウンスケープ”を意識することができるからです。

ゴードン・カレンという景観デザイナーがいました。


ゴードン・カレンは、複数の建物や樹木、その他多くの要素によって構成される三次元の空間(景観)を「タウンスケープ」と定義し、その構成要素の配置やデザインなどによって“視覚的な喜び”を道にもたらす技法を提唱しました。




“半ダースの建物が集まると、そこに建築(単体)をしのぐ芸術が芽ばえる。”




タウンスケープの概念の根幹ともいえる印象的な一文です。
複数の建物が連続して街並みを創り出した時、建築(単体)以上の迫力や美しさを感じることがあります。見せ方によって、そこを歩くとき、なんだか楽しい気分になったり、心地よい気分になったりするものです。



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                 ※府中新町の現場では、3Dで街並みの一部を体感して頂けます。




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写真(リラシャーレ府中新町)のように3Dソフトを使えば街並みを体感しながら設計することができます。歩いたり、止まってみたり、ぐるっと見渡したりすることで、建物や樹木がどう見えるのか、といったこと等を確かめることができます。
またお客様にプレゼンする際も、ダイレクトに建物や街並みの雰囲気を伝えることができます。もちろん実際に出来た街並みを見て頂くことが最も良いのですが、完成していない現場では3Dで体感してもらうのも良いかと思います。


いずれにせよ、複数の建物が連続する現場では、実際と同じような感覚で街並みを体感しながら進めていくこと、「タウンスケープ」を意識することはとても重要なことです。このような感じで3Dも使いつつ、そこに住む人たちにとって心地よいと感じられる街並みをつくっていいけたらと思います。

設計 小田

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